院長のひとり言

卵巣年齢とホルモン療法

妊活をしていく上で年齢って本当に気になりますよね。

特に最近の傾向として、病院ではAMHの値を参考の1つにして不妊治療をすすめていくところも多いですよね。

事実、年齢的に38歳以降であれば、毎回良い卵が採卵できるとも限りません。

一般的には年に1個か2個の良い卵が取れればいいとも言われています。

でもその1つ1つが大切なのに、質を落としていたら?

体外受精には必ずホルモン剤が必要です。
確実に採卵する為に排卵をコントロールしなくてはならないからです。

元々ある卵子のエネルギーを10とします。
ホルモン剤によって数を増やして10個の卵子ができたとしましょう。

1つのエネルギーは1になってしまいますよね。

完全なエネルギーの卵子が年に1、2個なわけですからエネルギー不足の卵子を増やしても育ちにくいですよね。

ホルモン剤を多く使ってできた卵子は質が落ちてしまっていて当然なんです。

質が落ちているという事は着床しにくく、育ちにくいという事です。

卵子の質を上げる為には体質改善が必須となります。

これは自然妊娠、体外受精に関わらずやって欲しい事になります。

体質改善=卵質改善

ですから、体質改善を継続して行く事が良い卵を育てる為には必要となってきます。

また体外受精の為のホルモン療法にも耐えられる体作り、卵子作りをしていく事が妊娠の近道だと思いますよ!



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