院長のひとり言

着床しにくいのは子宮のせい?

自然妊娠にしろ、体外受精にしろ、着床まで行かない方がけっこういらっしゃいます。

一般的に着床障害と呼ばれているやつです。
子宮筋腫、ポリープ、黄体機能不全、内膜の癒着、子宮奇形などなあげられますね。

では着床しないのは本当に子宮の問題なのか。

そもそも子宮の大きさはその人の握り拳の大きさ。

例えば子宮のポリープの周りは硬さがあるので着床しにくいとも言われています。

しかし、ポリープより卵のサイズの方が小さく、ポリープを避けて着床するとも言われたりもします。

実際、着床障害ってまだよくわかっていないんです。


また、一回、内膜掻爬やポリープ除去をすれば、内膜が薄くなる可能性はあります。

しかし、直接的な原因とは言えないんですよ。

多くの病院では子宮内膜の厚さの目安って10㎜と言われています。

最近では6㎜あれば大丈夫だと言われるようになってきました。

子宮内膜は着床前に厚くなるのか、着床したから厚くなるのか。

という事は内膜が元々厚くなくても可能性はあるって事ですよね。

勿論、内膜がしっかりとしたに越した事はないので、血流改善によって良い子宮環境は整えて欲しいと思います。

着床障害はホルモンバランスの乱れによって、卵子の質が悪かったり、子宮内の環境が妊娠に適した状態になっていないことで生じます。


自分でできる体質改善はしっかりとやっていきましょう!

体質改善は掛け算です。

運動、睡眠、食事の改善で1つでも足りていないものがあればやっている事が0になってしまう事も。

満遍なく、生活環境を見直して下さいね。

是非参考にしてみて下さい。


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