院長のひとり言

赤ちゃんが欲しいなら腸をキレイにしよう

赤ちゃんが欲しいなら腸をキレイにしよう



体質改善の項目の1つに食の改善があります。

今回はこの食に直結した腸の働きから体質改善についてお伝えしたいと思います。

腸の働きは消化、吸収、免疫、排泄、合成、解毒、浄血と多岐に渡っています。

これら全てが妊娠にとって大切な作用になるんです。

それでは1つ1つ簡単に説明していきますね。

消化、吸収はイメージの通り。

妊娠に大切な栄養素を卵巣、子宮に送ってくれます。

しかし、未消化のものは吸収しにくく、せっかく取った栄養素も体に取り込む事ができにくくなります。

しっかり噛んで消化しやすくし、良いものを吸収して下さいね。

次は免疫。

免疫と言うと病気にならないと言う事を考えがちですが、老化の予防にも働くんです。

これは卵巣や子宮などの組織も同じ。

また、着床する為にもこの免疫のバランスが重要となってきます。

排泄はその名の通り、便を出すことになるんですが、この排泄力が弱ければ毒素を体に溜め込んでしまいますし、その毒素が体に再吸収されては大変ですよね。

出す事も非常に大切な腸の働きです。

合成は食べ物から様々なビタミン、ホルモン、酵素を作る働きを指します。

質の良い卵子を作る為にも、着床しやすい子宮にする為にもホルモンやビタミン、酵素の働きは重要です。

解毒はデトックスというと馴染みがあるかもしれません。

体に溜まった有害物質や老廃物を外に出す働きのことです。

デトックスというと肝臓や腎臓が有名ですが、腸も立派なデトックス器官なんですよ。

体内の毒素の75%は便と共に体外に排泄されます。

便通を良くする事で体に毒素を溜め込まない事も大切です。

浄血はあまり馴染みがないかもしれません。

血液には流れてくる成分を選別する働きはなく、栄養成分の入り口となる腸の状態や腸内環境が血液の質に大きく関わってきます。

腸がキレイであれば血液もキレイになりますし、逆に腸が汚れた状態なら、血液も汚れていきます。

その老廃物の多い血液が卵巣に行くわけですから、卵子の質は良くないですよね。

卵子の老化という言葉はよく耳にするようになりました。

しかし、それよりもその老化を加速させる劣化の要因の1つが腸内環境の悪化なんです。

腸内環境が悪ければ、細胞の質を下げるような血液が体内を巡り、その劣化促進物質は長い年月をかけて卵子の質に影響しています。

腸内環境を整える腸活も立派な妊活の1つとなります。

参考になれば嬉しいです。


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