赤ちゃんが欲しいなら腸をキレイにしよう
〜食物繊維はなぜ必要?〜
妊娠体質になる為に食の見直しをしてもらいたいとお伝えしています。
最近は妊娠に必要な栄養素が足りていないとCMなどでしきりにサプリメントを飲むような促す風潮がありますよね。
勿論、必要な栄養素が足りていないのも事実です。
けれど、腸内環境が整っていなければその必要な栄養素を取っても吸収しにくくなってしまいます。
現代人の生活は腸内環境を悪化させやすい環境にあります。
年齢も腸内細菌のバランスに変動を与えますが、それ以外の要因によっても腸内細菌のバランスが変わってきます。
長年の飲酒、ストレス、偏った食生活により、善玉菌が減り、悪玉菌が増えている人が多いんです。
つまり、妊娠を意識した時には既に食生活の偏りやストレスの積み重ねなどで、高齢者に近い腸内環境となってしまっているなんて事も…
実は便秘や下痢の時にも善玉菌は減り、悪玉菌が優先傾向を示しています。
抗生物質、ステロイドホルモン、免疫抑制
剤、放射線治療などにより、病原性細菌(O-157、黄色ブドウ球菌、細菌性食中毒など)を増加させることが分かってきています。
そこで大切なのが腸内環境を整える為に必要な食物繊維。
食物繊維には水溶性と不溶性の2つがあり、水溶性の食物繊維は水分と混ざりネバネバの粘度を高めて便を軟らかくして、スルッと排せつさせるのに役立ちます。
不溶性の食物繊維は胃や腸で水分を吸収して大きく膨らみます。
それによって腸の蠕動運動を活発にして、便通を促してくれますよ。
食物繊維は豆類、野菜類、きのこ類、海藻類、果物などに多く含まれています。
食物繊維を削ぎ落とした炭水化物、白米や小麦などの精製されたものがよくないと言われる理由でもあるんです。
これは腸内細菌のエサを取り除いて、解糖系で使われる糖質だけを摂取することになるのも理由の1つ。
通常、食べ物は消化管の中で消化液の中の酵素によって分解、消化され、小腸から体の中に吸収されていきます。
しかし、食物繊維はこの消化酵素の作用を受けずに小腸を通過して、大腸まで達する成分なんです。
その為、腸内細菌にとっての最高のエサは食物繊維なんですよ。
実は食物繊維をエサにしていると、悪玉菌たちも卵子を老化させる有害物質をあまり発生させないこともわかっています。
善玉菌や日和見菌といった細菌たちも腸の中で発酵を進め、体によい物質をいっぱい作ってくれます。
豆類や海藻などの食物繊維が含まれる食材は日常生活で不足しがちな食材でもあるため、これらを意識的に摂り入れることで、自然と不足しがちな栄養素を補うことができるでしょう。
食物繊維に限らず、さまざまな食材を摂り入れることを意識してみてくださいね。
便通の状態を整え、善玉菌2割、悪玉菌1割、日和見菌7割といわれるバランスが取れるなるように食物繊維を意識して食べる食生活をしてみてください。
参考になれば嬉しいです。
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