院長のひとり言

妊活がネガティブにならない為にはどうすれば良い?

妊活がネガティブにならない為にはどうすれば良い?

ネガティブになっている人は夜型の生活、空気の入れ替えしない、有酸素運動をしない、睡眠不足、記録を残して計画的にやらない、などなどあるのですが、トータルで考えると問題は「脳の働き」。
ネガティブになってしまうと何事も手につかなかったり、やる事なす事否定的になってしまいますよね。

けれど、それが悪いだけではありません。


生物が長く生き延びるために最も大切なこと何でしょうか?

それは何が危険で、何がそうでないのか見分け、危険をできるだけ避ける事です。

なので、脳は生存を脅かす可能性のあるものにより注意を向けるように進化してきました。

簡単にいうと、脳はもともとポジティブな事よりもネガティブな事にフォーカスしやすい構造なんです。


とは言え、思考や想像がネガティブ方向に引っ張られていると、精神にも肉体にもその影響が及んでしまいます。

思考とは脳内の神経回路の活動です。

何万回も同じ思考を繰り返すと、それに関連する回路が太くなり、情報がより通りやすくなります。

そして妊活、体質改善を続けるという思考に変えるには、脳を訓練して新しい回路を作る必要があるんです。

そこで、妊娠体質になる思考に変える、脳をベストな状態、ポジティブな状態にする為に必要なのが「運動」なんです。

運動をすると、セロトニンやノルアドレナリンやドーパミンをはじめとする思考や感情に関わる重要な神経伝達物質が増えます。

この神経伝達物質が出てくると手が温かく感じられ、汗をかかず、心臓の鼓動が遅くなり、呼吸がゆっくり深くなり、筋肉がリラックスしてきます。


「運動」を行う事で弱まっていた脳の基礎構造を強くする事ができ、体の細胞が変わっていきます。

これが妊娠体質にもつながる大きな効果。

だからこそ、脳を変える、ネガティブな思考からポジティブな思考に切り替えて体をよくするという事が重要で、運動でも特に「有酸素運動」がとても効果的なんです。


けれどネガティブになっている人って、運動に悪い印象を持っている事が多いんですよね。

「疲れる」、「苦しい」、「筋肉痛が嫌」

悪い面ばかりを見て、運動のよい面を見ようとしません。

その為、脳はいつも酸素が不足気味、体の回復も遅れます。

だからまずは呼吸法で脳に酸素を送り、やる気スイッチを入れる事が必要。


1. まずは姿勢をよくして両鼻で深呼吸を3回。それから、片手で両鼻をつまみます。
口は閉じたまま。

2. 右鼻の指を離し4秒かけて吸い、4秒かけて吐く。また指を戻します。

3. つぎに、左鼻の指を離し、4秒かけて吸い、4秒かけて吐く。また指を戻します。

4. 左右の鼻呼吸を20回くり返すだけで頭がスッキリ、やる気がアップします!


呼吸でやる気をアップさせたら、しっかり有酸素運動をやっていきましょう!

ネガティブ思考に悩んでいるなら、とにかく有酸素運動が効果的です。

毎日、少しずつでもかまいません。

継続する為には初めから飛ばしすぎない事が重要ですよ!!


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