ご相談頂く症状

ニキビ

まず、ニキビはなぜできてしまうのか。

肌は感覚器であると共に排泄器としての役割も果たしています。
体にたまった老廃物を排泄しきれなかった物が肌から出てくると言えますね。

ではニキビになる時の体や肌の状態はどうなっているのでしょう。

まずひとつは皮脂の分泌が盛んになっている状態。テストステロンなどの男性ホルモンの分泌が思春期に活性化したり、ストレスなどが原因で過剰になったりする と毛穴の奥の皮脂腺からの皮脂が多く分泌されます。女性では黄体ホルモンの増える生理前の高温期やホルモンバランスの乱れがニキビの原因の1つとなりま す。生理前にニキビができやすいのはこの黄体ホルモンのバランスなんですね。

次に毛穴のつまり。皮膚細胞は約28日周期で入れ替わります。いわゆるターンオーバーですね(しかしこれは20代の人、30代以降はどんどん遅れていきます)。このターンオーバーが乱れると角質が厚くなり毛穴のつまりの原因となります。また、汚れや化粧の残留も毛穴のつまりを起こします。化粧をしたまま寝てしまう事のある人は要注意。ターンオーバーは1ヶ月は遅れてしまいます。そしてこのつまった毛穴で炎症をおこすとニキビができます。

そ して皆様ご存知のアクネ菌の増殖。アクネ菌は皮膚の常在菌で誰もが持っている菌です。しかし毛穴がつまり、その中で皮脂が充満するとこのアクネ菌が増殖し てしまいます。増殖したアクネ菌はニキビの炎症を引き起こし、赤ニキビをつくります。アクネ菌は酸化した油が大好物。老廃物のたまった状態の汗や皮脂は酸 性に傾いているのでアクネ菌にとっては最高の食事になってしまいますよ。
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