排卵障害でお困りの方
排卵障害とは、排卵がなかったり(無排卵)、排卵が遅延したり、まれにしか排卵がなかったりすることです。
排卵が遅れる、まれにしか起きない場合は、月経不順となります。
月経不順の原因は、視床下部や脳下垂体からのホルモン分泌の異常、卵巣機能低下が関係しています。
ホルモン分泌の異常で頻度の高いものに多嚢胞性症候群(PCOS)があります。
その他には、急激な体重増加や減少、精神的ストレスなども関係しています。また、卵巣機能低下は、早発卵巣不全が関係している場合があります。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)…両側卵巣が腫大・多嚢胞化・表層は肥厚し、排卵障害、月経異常、不妊、多毛、などを伴う症候群。
早発卵巣不全…40歳未満で卵巣機能が低下し、無月経となった状態。
内分泌的にはFSHが高値、エストロゲン低値となる。
【1】
問診から始めます。
現在お悩みの症状、今までの既往歴、病院での治療内容など細かくお聞きしていきます。
【2】 鍼灸治療はうつぶせから始めます。
始めに皮膚の歪み、骨格の歪みをチェックし、その状態に合わせててい鍼(刺さない鍼)を使い調整していきます。
その後で、背中、骨盤周囲の鍼を行います。

【3】
背部の治療が終わったら仰向けになって頂きます。
刺さない鍼(陰陽てい鍼)を使い、体の状態をフラットにする為に足、お腹、鼠径部、顔回りの骨格を調整していきます。

【4】
皮膚の歪み、骨格の歪みが整い、ある程度体が真っ直ぐに整った所で腹診(お腹の東洋医学的診断、内臓の反射をチェックしていきます)を行っていきます。

【5】
続いて脈診を行います。
脈を診ることで全身の経絡の状態を把握していきます。
脈の状態は生理周期によっても変わりますし、妊娠に適した脈状もあります。

【6】
腹診、脈診から得た情報をもとに腹部、鼠径部、手足に鍼を刺していきます。

【7】
ホルモンバランス、自律神経の調整の為に顔にも鍼をしていきます。